ラダーとは?初心者向けにわかりやすく解説

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ラダー図とは

ラダー図とは、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)で使われる代表的なプログラム表現方法です。
見た目がはしご(ladder)に似ていることから「ラダー」と呼ばれています。左側と右側に電源ラインを描き、その間に接点やコイルを配置して回路を表現します。


基本構造

ラダー図は、電気回路図とよく似た構造を持っています。

  • 左端と右端:電源ライン(左がL側、右がN側)
  • 横の線:1本ごとに1つの回路を表す
  • 上から下に順番に処理が実行される

このルールを理解すれば、回路の流れを追うだけで動作がイメージできます。


ラダーで使う基本要素

ラダー図を構成する基本的な部品は大きく分けて「接点」と「コイル」です。

  • 接点(A接点・B接点)
    • A接点(NO接点):スイッチがONのときに導通する
    • B接点(NC接点):スイッチがOFFのときに導通する
  • コイル
    • モータやランプなど、実際の出力を表すシンボル
    • 接点の条件が成立したときに駆動する

👉 接点で条件を作り、コイルで出力を指令するのがラダーの基本です。


簡単な例

「押しボタンスイッチでランプを点灯させる回路」をラダーで描くと、A接点(スイッチ)とコイル(ランプ)を横一列に並べた形になります。
見慣れない人でも電気回路図の延長として理解しやすいのが特徴です。


ラダー図の特徴

  • 直感的に理解できる:電気回路図に近い表現なので初心者でも学びやすい
  • 現場で広く使われる:PLCエンジニアや保全担当者が最もよく扱うプログラム形式
  • 資格試験でも必須:シーケンス制御検定や機械保全などの試験に必ず登場する

まとめ

ラダー図は、PLCを学ぶ上で最も基本となるプログラム表現方法です。
まずはA接点・B接点・コイルを理解し、押しボタンスイッチ回路や自己保持回路などの基本回路から学習するとスムーズにステップアップできます。

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