はじめに
PLCのラダー図を理解する上で、まず最初に覚えるべきが A接点・B接点・コイル です。
この3つはラダー図を構成する最も基本的な要素であり、これを理解すれば簡単な回路を読んだり作ったりできるようになります。
A接点(NO接点)とは
- A接点 は「入力がONのとき導通する接点」です。
- 英語では NO(Normally Open)接点 と呼ばれます。
- 例:押しボタンスイッチを押したときに電流が流れるイメージ。
B接点(NC接点)とは
- B接点 は「入力がOFFのとき導通する接点」です。
- 英語では NC(Normally Closed)接点 と呼ばれます。
- 例:非常停止ボタンを押すと回路が切れる仕組みなど。
コイルとは
- コイル は出力を表す記号です。
- 接点の条件が成立するとコイルが動作し、モータやランプなどの出力がONになります。
- ラダー図では回路の右端に書かれるのが基本です。
A接点・B接点・コイルを組み合わせた簡単な回路例
- 「押しボタンスイッチ(A接点)」を押すと「ランプ(コイル)」が点灯する
- 「非常停止ボタン(B接点)」が押されると回路が切れる
実務での使われ方
- A接点:押しボタン、センサ入力など
- B接点:安全回路や異常検出時の遮断に多用
- コイル:ランプ、モータ、ソレノイドなどの出力制御
まとめ
- A接点=ONで導通
- B接点=OFFで導通
- コイル=出力を表す
この3つを理解することが、ラダー図を読む第一歩です。
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